大学生の読書に関する意識調査

背景・目的

1.1 はじめに

このサイトは大学生の読書に関する意識調査を表したものです。調査項目としては「普段読むジャンル」、「小中学生の時と大学生の読書量・使用媒体の比較」、「コロナ禍での読書量は増えたか」の4項目になっています。「普段読むジャンル」では、現代における読書のジャンルについてどのような好みになっているのか調査したものであり、読書の具体的な傾向を理解することができます。また、「小中学生の時と大学生の読書量・使用媒体の比較」の調査を通して、過去と現在の読書量を理解し、且つ活用している媒体を調査することによって時代の移り変わりや環境の変化を知ることにつながります。そして、「コロナ禍での読書量は増えたか」を調査することで今の世の中の社会情勢と読書量がどのように影響しているのか理解することができます。よって、このサイトを通して、過去と現在そしてコロナ禍においての読書に関する意識調査を知ることができます。

1.2 調査目的

調査目的として、過去と現在の読書量を比較する中でそれぞれ、どのような媒体を活用して読書をしているのか、そして過去と現在においてどのくらい読書量に違いがあるのかを知りたいと思ったからです。また、大学生の生活の中で読書がどのような役割を担っているのかを知りたいため、こちらを調査することにしました。

普段読む本のジャンル

こちらは、普段読む本のジャンルを表したグラフで、20人に複数回答可として調査したものです。漫画が17人、小説が15人、雑誌が10人、その他が12人という結果になりました。このことから、漫画や小説は4分の3以上、雑誌は半数の人が選択したことも分かりました。そして、普段の生活から活字に触れている人の割合は、小説だけで見ると4分の3であることも理解できると思います。

図1 普段読む本のジャンル

小中学生の時と大学生の読書量・使用媒体

2.1 小中学生の時の読書量・使用媒体

こちらは、20人を対象に調査を行い、小中学生の時の読書の頻度・使用していた媒体を表したグラフです。初等教育ということもあり、1週間に1冊以上を読む人が多かったことがうかがえます。さらに、スマホなどの普及が進んでいなかったため、紙媒体で読んでいる人が8割以上でした。1ヶ月以上読んでいない人はおらず、対象者全員が1冊以上読んでいたことが分かりました。

図2 小中学生の時の読書の比較

2.1 大学生の読書量・使用媒体

こちらは、大学生(現在)の読書の頻度・使用していた媒体を表したグラフです。こちらも小学生の時と同様に20人を対象に調査を行いました。大学生になると結果は小中学生と異なり、全く読書をしない人がおり、電子書籍で読む人も増加しました。これは、スマホの普及が進んだことが大きな要因として考えられます。また、移動時間が長くなったり、頻度も多くなる(通学など)ため、手軽に読めるということも要因として考えられます。

図3 大学生の読書の比較

コロナ禍での読書量の変化

こちらは、コロナ禍での読書量を表したグラフです。このグラフも20人を対象に調査を行いました。結果は「少し増えた」「増えていない」が10:10で分かれ、現状維持の人もいますが、増えた人もいることが分かりました。「少し増えた」の要因は、ほとんどの人がオンライン授業に移行し、生活スタイルが変わり、余暇時間が増えたことが大きな理由として考えられます。趣味にあてる時間が増えた一方で、外出自粛のために読書をしている人も少なからず存在すると思いました。

図4 コロナ禍での読書量は増えたか?

まとめ

調査結果として分かったことは、初等教育と高等教育の差は無いように見えて存在し、その要因は初等教育で半強制的に読書をしていたのではないか(読書感想文など)と感じました。なぜなら、高等教育になると全く読まなくなった人が急激に増加したからです。しかし、趣味が読書である人も存在すると思うため、一概には言えません。それは、コロナ禍で読書の量が増えた人が存在するからです。

おわりに

調査目的で「読書がどのような役割を担っているのかを知りたい」と記載しましたが、調査をしてみた結果、多くの人が余暇時間(通学なども含む)を消化する人・趣味で読んでる人と様々なことが推測できました。最後になりますが、読書はストレス解消効果があるとされているため、小説に限らず雑誌、漫画など何でも良いと思うので、読書に励んでほしいと思います。