卒業制作スケジュール
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 6月 | 作品アイディアの検討,関連する作品/研究事例の調査,表現手法の検討(なぜ,どうやって,いつまでに) |
| 7月下旬 | ゼミ最終回 → 中間発表会の予行演習 |
| 8月上旬 | 中間発表会(プレゼン形式,発表5分+質疑5分) |
| 10月ごろ | 卒展説明会 |
| 12月上旬 | ブースの仕様決定,図録データ(コンセプト,使用機材,写真)提出 |
| 1月下旬 | 審査会 |
| 2月中旬 | 卒業制作展 |
中間発表会に向けた研究/制作計画の立案
前期末の中間発表会では,卒業制作に向けた研究・制作計画をプレゼンテーション形式で発表します.以下の4項目がプレゼン資料の基本的な流れになります.
1. 概要
「自分は何を作ろうとしているのか?」をまず端的に伝える.
聴き手がプレゼン全体の見通しを持てるように,冒頭で作品の全体像をざっくり説明します.「〇〇を使って△△な体験ができる作品を制作する」のように,一言〜数行で伝えられるとベスト.まだ詳細が固まっていなくても,現時点でのイメージを言葉にしておくことが大事です.
2. なぜやるのか(動機・背景)
「なぜこのテーマに取り組むのか?」を聴き手に納得してもらう.
動機は個人的な興味や体験がきっかけでも構いません.例えば:
- 「自分がこういう体験をして感動した → それを別の形で再現・拡張したい」
- 「日常のこういう場面に課題を感じた → アート作品として外在化したい」
- 「こういう感覚現象が面白い → 作品に応用したらどんな体験になるか試したい」
さらに,社会的・学術的な背景(先行研究で指摘されている課題など)を添えると,研究としての説得力が増します.
3. 過去の事例との比較
「似たような作品や研究は過去にあるか?自分の作品とどう違うのか?」を整理して示す.
完全にオリジナルなアイディアはほぼ存在しません.むしろ,過去の事例を調べて紹介することで,自分の作品の立ち位置(ポジショニング)が聴き手に伝わります.比較のポイントは:
- 使っている技術やメディアの違い
- 体験の仕方やインタラクションの違い
- 対象とする感覚や感性情報の違い
- コンセプトやメッセージの違い
「しらべる・かんがえる」の事例調査がここで活きてきます.
4. 具体的な研究/作品プラン
「どうやって作るのか?」「後期にかけてどう進めるのか?」の見通しを示す.
- 必要な素材・機材 --- センサ,アクチュエータ,PC,スピーカーなど,現時点で想定しているもの
- 制作の進め方 --- プロトタイプ → 動作検証 → 本制作 → 評価 のように,大まかな工程
- 後期のマイルストーン --- 「10月までにプロトタイプ完成」「11月に評価実験」「12月に図録データ提出」など
- 評価方法の見通し --- SD法,UEQ-S,インタビューなど,どの手法で作品を評価するか
TIP
中間発表会の時点では計画がまだ粗くても問題ありません.大切なのは「自分が何をやりたくて,どう進めようとしているか」を他者に伝えられること.発表を通じて教員やゼミメンバーからフィードバックをもらい,後期の制作に活かしましょう.
AIアシスタントを活用した研究テーマの壁打ち
研究テーマの立案や作品コンセプトの検討は,一人で考えていると行き詰まりやすいものです.そこで,research-brainstorm というAIアシスタント用のカスタムスキルを用意しています.
このスキルを導入すると,Claude.ai(Anthropic社のAIアシスタント)が研究テーマの壁打ち相手として機能します.以下のようなことができます:
- アイディアの発散・収束(「こんなテーマを考えているんだけど...」から対話的に広げたり絞ったり)
- テーマの深掘り(「なぜそれが面白いのか?」「他にどんなアプローチがあるか?」)
- 先行研究・関連事例の調査支援
- 研究計画の具体化(リサーチクエスチョンの整理,実験デザインの検討)
導入方法
以下のリンクからスキルファイルをダウンロード
PC版の Claude.ai(ブラウザまたはデスクトップアプリ)を開き,左サイドバーの「スキル」→「+」アイコンからスキルファイルを追加してインストール(スマホアプリからはインストールできません)
インストール後,Claude.ai に「研究テーマの壁打ちをしたい」「テーマを考えたい」などと話しかけるとスキルが起動します